豊後高田市から国東町へ 自然の中に息づく千年の歴史とみ仏を訪ねての旅
養老2年(718)宇佐八幡大神の化身と言われる聖僧仁聞(にんもん)により六郷満山の仏教文化が実った国東半島
六郷とは来縄(くなわ)、田染(たしぶ)、伊美、国東、安岐、武蔵の6つの郷の名で、これらの里に点在する65の寺では
かつて2000人におよぶ僧侶が修行していたという。 豊後高田市は国東半島の西側に位置し 国宝の富貴寺を始め
多くの史跡、文化財が残っている 2004/3/27
国東町 黒津崎海岸
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富貴寺
寺伝によると養老2年(718)仁聞(にんもん)菩薩の開基と言われている。
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富貴寺
境内には国宝の大堂をはじめ国東塔、石殿、板碑、笠塔婆などの貴重な石造物が数多く残されている
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富貴寺
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富貴寺 山門と仁王像
国東半島のお寺は訪れると必ず門前で石造の仁王が迎えてくれるのが特徴
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富貴寺 山門と仁王像
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富貴寺 山門と仁王像
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富貴寺 山門と仁王像
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富貴寺 大堂(国宝)
西国唯一の阿弥陀堂であり、九州最古の和様建築物で四季を通じての趣があるという屋根は単層宝形造り、珍しい行基葺き、軒は二重の繁垂木になっている
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富貴寺 大堂(国宝)
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富貴寺 大堂
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富貴寺 大堂内部
板敷き、四天柱で内陣が区切られ、本尊阿弥陀如来坐像が安置されている
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富貴寺 大堂内部
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富貴寺 大堂内部
内陣後壁には浄土変相図、外陣の壁面には胎蔵界曼荼羅の壁画が残されているが彩色が剥落して見難いのが惜しい 雨の日は見学不可
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富貴寺の石造美術品 国東塔と笠塔婆
国東塔は国東地方独特の石造宝塔で、大正3年 天沼俊一博士によって命名された現在半島内に140基余りが確認されている。 笠塔婆は仁治2(1241)の銘がある
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富貴寺の石造美術品 国東塔と笠塔婆
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富貴寺の石造美術品 国東塔と笠塔婆
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富貴寺の石造美術品 笠塔婆と羅漢
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富貴寺の石造美術品 笠塔婆と羅漢
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三宮景勝地
富貴寺から真木大堂までの道すがら、川向うに奇岩が並び、景勝地に指定されていた。 動と静の風景を一枚づつ… _(‥ )ふうん
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三宮景勝地
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伝乗寺 真木大堂
六郷満山65ヶ寺の本山として36坊の霊場を有した最大の寺院、馬城山伝乗寺、養老年間 仁聞菩薩の開基と伝えられるが仏像の作風から観て平安時代と思われる
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伝乗寺 真木大堂
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真木大堂の仏たち
現存する9体の仏像は重要文化財に指定されている。700年前火災のため堂宇を焼失したが当寺の人々の熱い信仰によって守護された。中でも日本一大きな大威徳明王は高さ1、3m 6面6臂6足 高さ80cmの白牛にまたがる姿は圧巻である (藤原時代)中尊は阿弥陀如来坐像と四天王(藤原時代) いずれも邪鬼を踏み生気あふれている
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真木大堂の仏たち
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真木大堂の仏たち
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真木大堂の仏たち
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真木大堂の仏たち
不動明王と二童子 不動明王は高さ2.6m 勇壮な火炎をまとい岩座の起立、木造の不動としては日本一大きい 迦楼羅(かるら)の美しさに目を奪われるものがある。二童子は高さ1.3m 表情に趣があり写実的 三尊とも国の重要文化財
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真木大堂の仏たち
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真木大堂の仏たち