国東町の寺社を訪ねて 2004/3/28
一日目の宿舎、国東町黒津海岸の望海苑を後にしてこの日 国東町に古い歴史を物語る古寺を訪ねる
国東町は国東半島の東部に位置し海の幸と山の幸に恵まれた風光明媚な静かなたたずまいを残す
黒津崎海岸の朝
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豊後国安国寺
足利尊氏が南北朝争乱の鎮静を願い全国に建立した内の一寺
可愛らしい顔の仁王さんに迎えられて ♪ d(⌒o⌒)b♪ -
豊後国安国寺
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豊後国安国寺
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安国寺山門
天明4年(1784)再建の珍しい萱葺きの鐘楼門
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安国寺山門
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足利尊氏公木像
足利尊氏公木像(県指定重文)
京都山科の地蔵寺に安置されていたが明治40年、当寺に移管された -
地蔵菩薩立像
地蔵菩薩立像 (県指定重文)
とても美しいお地蔵様でした 衣の載金文様がすばらしい -
地蔵菩薩立像
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安国寺本堂
昭和12年、寄進により新築されたもの。 欄間が珍しかったので写してきました。
上は竹の節欄間、下は木彫りの鳩が丸い穴から出入りする様子がリアルに表現されている -
安国寺本堂
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弥生の村
弥生の村 (安国寺集落遺跡)
国東半島の山岳部より東へ谷あいを縫って流れる田深川の下流域にあり、現在公園に整備され メインの歴史体験学習館では弥生時代の歴史、生活、文化を体験できる -
弥生の村
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泉福寺
九州曹洞宗の総本山だけあって立派な堂塔伽藍が残っている 仏殿は修復中でした
総門前の自然石を並べた石段は「蹴上げの石段」と言われ趣があって美しい -
泉福寺
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泉福寺山門
総門をくぐり階段を登ると立派な山門がある 県指定重要文化財である
屋根は入母屋造り桟瓦葺き、三間一戸の二重門仁王が睨みをきかせる -
泉福寺山門
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泉福寺 開山堂
国の重要文化財に指定されている 内部の化粧屋根裏がかなり凝っている
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泉福寺 開山堂
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泉福寺の石造美術品
下段の庚申塔3基は国東町指定の有形文化財、主尊の青面金剛を中心に脇侍、三猿、邪鬼、日輪、月輪が刻まれている。 上段の五輪塔は仏さまが中央に刻まれているのが珍しい
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泉福寺の石造美術品
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峨眉山 文殊仙寺
ここの仁王は威風堂々として立派です 造立後600年もの間人々を見守ってきました
さあ! これから300段の石段を登ります -
峨眉山 文殊仙寺
観光パンフレットのモデルになったりして活躍しています
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峨眉山 文殊仙寺
文殊仙寺の御本尊、文殊菩薩は知恵の文殊として有名、日本三文殊のひとつと言う (秘仏で12年に一度のご開帳)
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文殊仙寺
この付近は奇峰怪石が多く「日本の自然百選」に選ばれている。燈篭は4頭の獅子が支えているのがおもしろい 左右対称におかれている
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文殊仙寺
本堂も奇岩の中に入り込むように建っている。
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文殊仙寺
鐘楼門
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文殊仙寺
重要文化財の梵鐘 応永4年(1397)の銘がある
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文殊仙寺
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文殊仙寺境内の桜
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宝篋印塔
宝篋印塔は天保4(1833)の建立で総高9メートル 日本一の高さを誇っている
宝珠から馬耳突起までの宝鎖が美しさを添えている -
岩戸寺
文殊仙寺から北へ車で約10分岩戸寺へ
3月20日頃から咲き始めた桜が五分咲き!わ-い\(^o^))/…\((^0^)/わ-い -
岩戸寺
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岩戸寺
お寺なのに六所権現を祀る鳥居が見えます 神仏習合ですね
こちらの仁王さん、とても威厳があって なおかつ親しみやすく個人的に好きです
文明10年(1478)の作、 永い間 岩戸寺をお守りしてきました -
岩戸寺
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岩戸寺
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石立山 岩戸寺
毎年旧正月7日に国家安穏、五穀豊穣、息災延命の為の修正鬼会が催される
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石立山 岩戸寺
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岩戸寺の国東塔
弘安6年(1283)の造立で安定した優雅な姿、銘文のある国東塔の中で最古
現在国の重要文化財に指定されている 後ろ側の笠部が一分欠けているので国宝からはずされたのでしょうか 残念です -
岩戸寺の国東塔
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岩戸寺 薬師堂
萱葺き宝形造りの屋根、修験の山らしい素朴なお堂、 御本尊薬師如来坐像はカヤの木の一木造りで平安後期の作と伝えられる
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岩戸寺 薬師堂
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大聖寺跡五輪塔群
五輪塔群だけがここに残り、現在大聖寺は向いの山上に移転している
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大聖寺跡五輪塔群
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大聖寺跡五輪塔群
大聖寺跡五輪塔群 (南北朝~室町の優秀な作品が多い)
戦国の世の悲話を秘めて300基近い五輪塔は黙して語らず 春のうららかな陽を浴びて 今は国東町の風景にとけ込んでいる -
大聖寺跡五輪塔群
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大聖寺跡五輪塔群