シルクロード>トルファン part1
トルファンから天山山脈の間をバスでウルムチへ
新疆ウイグル自治区 ウルムチ経由トルファンヘ
敦煌を発ってウルムチ空港に到着したのは19日の夜7時30分現地ガイドのエリカムさんがにこやかに迎えてくれた。バスで宿舎の新疆海徳酒店へ 5つ星の立派なホテルに宿泊、☆☆☆☆☆ ウルムチは大都会でした ☆彡
20日(水) 一昨日雪が舞ったというウルムチの朝、かなりの冷え込みに慌てて厚手のジャケットを着込む {{{{(+_+)}}}}寒ううぅ~
バスでトルファンへ ガイドのエリカムさん、運転手のヤスンさん共にウイグル人でとてもハンサム。 バスの中で新疆ウイグル自治区
についての話を聞く。 「新疆」とは「新しい地」の意味で清王朝、ラストエンペラーの時代に独立、新疆ウイグル自治区は
中国全土の6分の一の面積があるが、そのほとんどが砂漠地帯、人口の約80%が漢民族、20%がウイグル人、 中国の西の端に当たりカザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、パキスタンなどに接している。「スタン」とはトルコ語で「民族の集まった国」を意味するそうです。
バスは天山山脈の間を一路トルファンへ 3時間余りで目的地に到着!
吐 魯 番 (トルファン)
天山山脈の南、火焔山の麓に広がるオアシス都市、夏は高い気温と極度の乾燥で「火州」とも呼ばれる。
人口は55万人、市内は24万人弱でほとんどは郊外で農業に従事、とくに綿花、ぶどうの産地で種類も多く美味しい
ウイグル人が多いので宗教はイスラム教、 10月15日から「ラマダン」(断食)にはいっているので比較的町は静かだった。
バ ザ ー ル (市場)
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イスラムの宗教行事ラマダンに入っているのでバザールも人出が少ないとのこと、それでも日用品を売る店は活気があった。
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ハミウリ(写真)もぶどうと並ぶトルファンの名産、果物も品種が多く、ぶどうは50種類もあるそうです。
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トルファンに住むウイグル族の男性は独特の帽子
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女性はネッカチーフをかぶっている。
カ レ ー ズ (灌漑用地下水路)
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カ レ ー ズ (灌漑用地下水路)
天山山脈の伏水流をトンネルを通し誘引したもので、縦穴と縦穴の間を横穴で繋いでいる。縦穴は約1500本もあり、水路の長さは5000kmに及ぶ。 -
カレーズは万里の長城、大運河、と並び古代中国の三大土木建築の1つとされる。
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実際の水路に下りて見学、暗渠の水は透明で透きとおり、先人の知恵と労苦にただ、ただ感心するばかりでした。
交 河 故 城
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カレーズよりバスで1時間、 車師前国の城址 交河故城に着いた。 交河とはふたつの河が交わった所の意、ヤルナイゼ河の中洲に建つ城壁を持たない世界最古の土の城として他に類を見ない。
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その壮大さは南北1650m、東西300m、高さ30mの断崖の上の細長い台地に延々と遺跡が続く。 車師前国(しゃしぜんこく)は4世紀までトルファンの中心であり 後、高昌国の交河郡城となったと言われるが、その後唐の西域経済の中心となったので現在の遺構のほとんどは唐代のものとされる。
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見学できるのは入口の南門跡から350メートル先の大仏寺までの間、中央を大道が貫き左右に建物跡が散在する。
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雨の少ない土地なので全体的に保存状態がよく、寺院、官庁舎、一般の住宅などの区別も見分けることができる。
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大仏寺跡
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大仏寺跡より南門方向を望む