シルクロード>ウルムチ
トルファンから天山山脈の間をバスでウルムチへ
10月21日(木)午後、 往路と同じ道をウルムチへ移動、 時間帯や天候もやや違うのでまた変わった景色を望むことが出来ました。
往路では見られなかった雪に覆われた天山山脈の神秘的な姿を遠望することが出来て最高でした (●⌒∇⌒●)
天山山脈はハミからキリギスまで全長約200km、 最高峰はボコダ峰で海抜5445メートル、一年中雪に覆われているそうです。
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天 山 山 脈
遠く、近く、天山山脈は移動する度に形相を変え私たちの目を楽しませてくれました。 天山とは「天国の山」という意味があるそうです。この地方は砂漠地帯で雨はほとんど降らず、天山の雪(万年雪)が解けてオアシスになるので人々は恵みの山「天国」として崇めた。場所によって姿を変える天山、このゴツゴツとした岩山からは石灰が取れるとか・・・ -
塩 湖
中国の死海と言われている。 塩分70%のを含む、広さ39平方キロメートル、深さ3mの湖水天山塩は岩塩を精製して国内を賄うほか、輸出もしている。一般の人が岩塩を採取することは法で禁じられている。塩は貴重品で聖なる祈り、約束事に使用されるそうです。 突然曇ってきて視界が悪くなりました。 -
風 力 発 電 所
天山山脈から吹き降ろす強い風を利用して発電所が作られています。 風車の数は200本あるそうです。(^_^ゞ-☆ -
新疆海徳酒店
ウルムチでのホテルは新疆海徳酒店、19日ウルムチに入った時と同じホテルで五つ星のデラックス☆☆☆☆☆ お疲れさまでした☆彡 -
22日(金) ウルムチ市内観光
新疆ウイグル自治区第一の都市、人口180万人が暮す工業都市
北京との時差が2時間あるが便宜上 北京時間に合わせているが一般的には午前中が10:00~14:00、昼休みが14:00~15:30
午後が15:30~19:30、夕食の時間は8:30~10:00、午後10時
でも日本時間の午後7時、夜の町はそれからにぎわいをみせる。
人口の70%が漢民族、ウイグル族が12%、カザフ族、モンゴル族、回族など多くの民族が生活している西域との玄関口である。 -
紅 山 公 園
市内の中心部にある標高910m紅山(こうざん)一帯に作られた公園でウルムチのシンボルになっている。かつて地肌が赤褐色の禿山だったことからこの名前がついたが 現在花と緑の自然公園となっている。 -
山頂からはウルムチの市内を一望できる。
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山頂にある仏教寺院にはクチャ出身の鳩摩羅汁(くまらじゅう)の経典が収められていたが文化革命のときの宗教弾圧で破壊されてしまったそうです。
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9層の紅山宝塔は天山からやってきた龍が度々ウルムチ河を氾濫させるので龍の魂を鎮める為に建てられた。
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イギリスとのアヘン戦争の折に戦った英雄 林則徐の記念像
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新疆ウイグル自治区博物館
館内は楼蘭遺跡、ニヤ遺跡など新疆各地で出土した古文物、ミイラなど約1000点が展示されている。なかでもミイラ室は圧巻 -
数十体がガラスケースに入れられてはいるが30cmほどの至近距離で観察することが出来る。 特に「楼蘭の美女」は有名
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楼蘭の美女(写真・左)
1980年楼蘭鉄板河遺跡で発掘、およそ3800年前のミイラで身長は152センチ(実際は4cmほど高いと思われる) 推定年齢45歳、血液型O型、ウールの衣服、鹿皮の靴、帽子に鳥の羽飾りをつけ、ウールのポシェットには木の櫛が入っていた。 ロシア系の白人と思われるが何故楼蘭に埋葬されたかは謎? -
その他子供のミイラ、
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女性のミイラ(写真)、男性のミイラ、 アスターナ古墳(トルファン)発掘の夫婦合葬ミイラなど余りにも整いすぎて 何千年という時空を越え、今にも私たちに何かを語りかけてくるような錯覚さえ覚えた。
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バ ザ ー ル
ウルムチ市内のバザール、さすがに大都市 規模の大きさ、種類、量 何でもありの市場、 ほとんどの人が自転車などで大量に買い物していました。 -
久し振りの日本料理
シルクロードの旅もいよいよ大詰め、ウルムチでの最後の食事は久々の日本料理 まさか和食がいただけるとは思いませんでした。「平政」の経営者は奈良出身の30代の方で 魚も新鮮、味もなかなか美味でした。食べきれないほどの量が出てびっくり! -
ウ ル ム チ 空 港
この空港は2年前に完成したばかり、エアターミナルの大きさ、広さ、デザインの美しさはこの旅行随一でした。 「4日間ありがとう」とガイドのエリカムさんとさわやかにお別れして私たちは機上の人となり一路北京へ、 北京で一泊して23日(土)帰国します。 -
さ よ う な ら
たくさんの思い出をいっぱいにして飛行機に乗り込んだ私たちに 飛び立って間もなくシルクロードの背骨といわれる天山山脈を眼下に望むことが出来 ただ、ただ、 感動! 実際はもっときらきらと輝き何とも表現しがたい美しさでしたがシルクロードの旅の締めくくりにふさわしい雪を頂いた天山山脈の雄姿を大パノラマで遠望することができ、ラッキーでした。