山陰編>人麻呂終焉地

人麻呂の終焉地

柿本人麻呂の臨終の地、鴨山を訪ねて

柿本朝臣人麻呂、石見国に在りて臨死(みまか)らむとする時、自ら傷みて作る歌一首

鴨山の 岩根し枕(ま)ける われをかも 知らにと妹が 待ちつつあらむ  (巻②-223)

鴨山の所在は諸説あり未だはっきりしないが 斎藤茂吉は五回実地調査をして島根県邑智(おち)郡邑智町の 

湯抱(ゆがかえ)温泉西北1キロの鴨山(高さ360メートル)を人麻呂の終焉の地と定め、記念歌碑を建立

現在鴨山公園が出来、鴨山記念館が建てられ斎藤茂吉の人麻呂に寄せるいちづな思いを偲ぶことができる