山陰編>石見の海

石見の海

柿本人麻呂の石見相聞歌(巻②―131~137)に詠まれている万葉故地をたずねて

人麻呂が晩年、赴任した石見の国庁は現在のJR下府(しもこう)駅付近、「国庁址」の碑が建っている

国庁址付近から海岸に出て北東へ13キロの地に都野津の町があり さらに北東に6キロ、江の川付近

までの海岸線は、途中唐鐘の千畳敷、赤鼻の岬と波子の北の大崎鼻の他にはまったく浦もなく潟もない

単調な海岸である。大崎鼻から都野津を経て江の川河口までの10キロに及ぶ弓なりの海岸線は

人麻呂の「石見の海」を今に伝える 貴重な万葉故地だといえます